
小豆梓は無垢な妖精なんかじゃなくて一人の女の子だ
胸の内では色んな感情が渦巻いてる
それなのに僕は建前を返してもらう対象として
ゲームに出てくるような表向きのパラメーターしか見ていなかった
僕は女の子の水着とかシャツに透けるブラとか、そうゆう事ばかり
考えていた。でも今はどんなにそうしようとしても、頭の中は
小豆梓がグルグルまわるんだ…
横寺君、梓の所に来てるじゃん…
謝りに来たのか。話してわかってもらえればいいけど…と
いう感じだったが、案の定話してももらえなかった。
梓の母(CV:豊崎愛生)
「お友達が二人も来てくれて本当は喜んでいると思うのよ?
ほら、前の学校では色々あったから…」

可愛いママだな~
ママ、ほんわかないい人だった。
二人も…って、月子も梓に会いに来てたのか。
愛生さん、母親役やるの初めてじゃないか?
夜…
猫像の所で話す月子と陽人。

あれ、猫の表情がまた変わってる
あの日の事は陽人ではなく自分の姉・つくしに責任があると梓に
伝えたかった月子。だが、月子も話を聞いてもらえなかったという。
梓を前にすると、何を言っていいかわからなくなるという陽人に
月子は言う…
先輩は難しく考えすぎてると思うです。
先輩が喋っている、そのごったにになった言葉が
本当の気持ちなのではないですか?
自分の言葉に導かれるままに行動してみたらいいですよ。
陽人「でも、言葉の通り行動して後悔したら…?」
そうですね。私も先輩と小豆さんの事、凄く後悔する事に
なるかもしれません。でも、私は喋ります。
人は皆、そうする事でしか前に進めないのです。
陽人「当たって砕けろってやつかな…」
砕ける前に声を出せ というやつです。
陽人はさっそく行動に出る。

まずは小豆梓の前の学校のあのギャル達と会ってみる。
話を聞くと、ギャル達に梓をいじめていたという自覚はなく
本人達にしてみたら「小豆ちゃんのリアクションが楽しいから
いつもいじって可愛がってあげていただけ」という事だった。
学校を休みがちだった小豆梓が修学旅行に出てこれるように
行き先が梓が好きな北海道だと嘘をついたが、実際の行き先は
沖縄、二人は空港で梓に嘘だったと言う予定だったらしいが
梓は直接、北海道に行ってしまったという…。
ええええ…なにそれ、ワロエナイ。
ギャル達は、梓の事は本当に好きで、修学旅行に一緒に
行きたかっただけだと笑いながら言う…。
陽人は「そういう事は本人に直接言ってやれよ、バカヤロウ」と
言ってその場を去る。

陽人は梓を迎えに行き、部屋に籠もる梓を担いで外に連れ出す。
小豆梓は打たれ弱い、他人に何かを求めるのではなく、ハートを
強く持てと言う陽人。小豆梓は地が可愛いんだから、普通にして
いれば好かれるし、陽人もそんな小豆梓の方が好きだという。
陽人は小豆梓をおんぶして猫像の所まで連れて行く。
その途中、建前を捨てて普通にしていれば陽人は梓を好きで好きで
たまらくなるのか?と訊くと、陽人は梓は恋愛対象じゃないと
キッパリ言ったのだが、その時の小豆梓のリアクションが、超
ガッカリという感じだった。
陽人が今までの経緯をすべて話し、建前を取り戻す為に梓に
近付いた事を謝罪、その上で、小豆梓を放っておけない事を告げ
梓の友達になりたいと言う。
本当の友達の間には建前なんかあってもなくても関係ないんだ
夜になり…
陽人の梓と友達になりたいという気持ちと建前を返して欲しいと
いう気持ちに嘘がない事を確認した梓は、陽人と二人で猫像に祈る。
「よけいな建前がなくなりますように…」

次の瞬間、猫像が光り、陽人の手元にあのベルトが戻って梓の
首からはチョーカーが消えた。
梓は猫像の横に置いてあった月子からのメッセージ付きの
亀のぬいぐるみを受け取り、「ごめんなさい、また友達になってください」と
書かれた月子のメッセージを読む。
梓「なれるかしら…友達に。こっちが本音だけ見せても…」
陽人「もちろんだよ。僕が保証する」
梓「でも、ニワトリはどんなにバタバタしてもニワトリのままなのよ?
ほんとは何もできないのよ?」
陽人「そうかい?僕の小学校に居たニワトリは空を飛べたけど」
梓「ほんと?」
陽人「ましてや小豆梓は人間なんだからさ、頑張ればなんでもできるよ」
ニワトリは空を飛ばないが、梓の為だと思ったらすんなり言葉が
出たと心の中で思う陽人。そう…陽人は建前を取り戻したのだ。
そして、月子は二人の様子を近くで見守っていた…
建前戻っちゃったのかー、これで変態さんですね的言動でなくなっちゃうと
思うと寂しいんだけど…。
月子と陽人は過去に会った事があった…
将来、幼稚園の先生になりたい月子が幼稚園でお手伝いを
していた時、子供に懐かれないと悩んでいた。自分の本音が
顔に出すぎてしまうからだと思っていた月子はお面をかぶって
表情を見せなければ…と思い、鬼の仮面を被って夜の公園で
悩んでいた。その時に陽人と出会い、色々話した後、
服の中に入った花びらが虫だと思って大騒ぎする月子の
おへそにくっついていた花びらを取ろうとして、月子のおへそに
指を突っ込んだ!?
陽人「この芸術的に美しいおへそに虫が入っちゃ大変だ!世界の平和は僕が守る!」
月子「いやあぁ~変態さんですぅう~」


おへそからはすでに花びらはなくなっていたのに、
指を突っ込んだっぽいぞ… なんというプレイ!
っていうか、陽人はなんでこの時の事を覚えてないの。
月子は覚えているのに?
月子とつくし…
廊下で会っても一言も会話をしない。
そもそも同じ家に住んでいる姉妹なんでしょ…
どうしてこんなに関係が悪いのかねえ…?
小豆梓は陽人をデートに誘う…
今度二人きりで出かけない?と誘ってくる梓。
しかも、沖縄に行こうとか言ってる!?
えええ…二人で旅行しようと言ってるのか? 大胆だな…
そんな様子も月子は見ていた。

月子は陽人に思いだして欲しい…?
陽人に紙芝居を見せる月子。その紙芝居の内容は、
陽人と初めて出会った時のその後を描いたような内容
だったが、陽人は何も思い出さず、紙芝居の内容はともかく
イラストは良いと誉める。月子は陽人にあの時の事を
思いだして欲しいのかな? っていうか、陽人は何で
何も思い出せないのか… おへそを見せたら思い出すのでは…w
月子に陸上部のマネージャーらどうか?と勧める陽人。
でも、つくしの事があるので、それは嫌な様子の月子。
どうしてつくしと上手くいっていないのか?と月子に訊くと…
「それは私が嫌われているからです…」
今回はこんな感じでした。
嫌われてるって、つくしに!? ゲーセンでのつくしのあの
様子とか、どう見ても、月子の事を大切に思っているように
見えたけど… どちらかというと、妹ラブな姉に見えたが…。
何か、ちょっとした誤解とかがあるとか…??
よくわからんけど、今後どうなっていくんだろうね~
小豆梓と陽人の距離が近くなったというか、梓の方から積極的な
感じで、月子としては複雑な感じですね。それにしてもなんで
陽人は覚えてないんだ?? 鳥頭なのか?
梓の前の学校のギャル達、あれはどうゆう風に受け取ればいいのか…
無自覚なものほど、タチの悪いものはないと思うんんだけど。
小豆梓が打たれ弱いというのも問題だったのかもしれないけど
あの子達もやっぱり悪いと思う…。
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 変態さんと笑わない猫
第2話 妖精さんは怒らない